患者さん
40代 男性 デスクワークと運転、身体を動かすことも多い
来院動機
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症状
痛みが出たのが、ご来院前日のこと。
特に何かしたというより、朝起きてから段々と痛みが強くなったとのこと。
デスクワークや運転などが多く、あまり身体を動かすこともない。
ギックリ腰のようになり、身体を思うように動かせない。
- 前傾姿勢で、身体を起こすことが難しい
- 寝返りもつらい
- 歩けないことはないが、歩くと痛み出る
既往歴
今回は、ギックリ腰でしたが、慢性的に腰に痛みはあったようです。
整形外科などで検査を受け、特に異常はなかったようですが、マッサージを受けたり、整骨院で電気による施術を受けたりもしたことがあるそうです。
しかし、何度もギックリ腰を繰り返してしまうようで、「ちゃんと治した方が良い」とお考えになり、クチコミの良かった当院を選択されたそうです。
当院での施術
まず、急性の腰痛の場合は、いきなり施術をすることが良いのかという判断をしなければいけません。
よく山に例えるのですが、炎症が上っている場合、施術をしても山を登りきらないと痛みが治まらない場合があります。
それは、施術で痛みが強くなるというわけではなく、施術よりも炎症の方が勝ってしまう場合があるということです。
しかし、その場合でも施術によって「山の高さ」を低くすることは可能で、炎症が数日続くところを短くはできたりはします。
症状は人によって様々で、一度の施術で良くなるケースもありますが、そうではないケースも、もちろんあります。
特に、ギックリ腰の場合、「突然痛くなった」というイメージをお持ちですが、実際には疲労などが蓄積して起こる場合も多々あります。
生活習慣や運動習慣を見直すことも必要になって来るわけですが、痛みがある時の施術に関しては、患部が触れない場合は、腹部の緊張を取ったり、関節の動きなどもたしかめなければいけません。
経過
初回の施術で、かなり痛みは引いたとの事でしたが、その週にもう一度施術を行いました。
やはりギックリ腰を繰り返してしまうとのことで、筋肉の緊張も強く、身体のバランスも崩れていたため、その後も週に一度の施術を行い、現在は2週間に一度の施術を行っております。
「運動が嫌い」というわけではないとのことでしたので、ご自宅でも可能な運動を指導致しました。
施術者による考察
※施術者の個人的な意見です。
急性腰痛の場合には、ある程度の施術経験も必要です。
理論的な話だけではなく、「こういう場合には、こうした方が良い」という「経験」が、実際には大事になることもあります。
経験の浅い施術者の場合には、動けない人を目の当たりにすると、施術者自身が焦ってしまい、冷静になれない時もあります。(私も修業時代にそうでした)
患者さんによっては、ベッドに横になるのもツライという方がいらっしゃいます。
(本来、施術はベッドで行うので)ベッドに横になれないとなると、施術者もどのように施術して良いか分からなくなってしまいます。
- うつ伏せになれない
- 仰向けだと、足が伸ばせない
- 寝返りができない
- 一度、横になるとなかなか起きられない
などなど、患者さんによって痛み方も違います。
これは、いくら「知識」があっても対処できないこともありますよね。
当院でも、初回はスタッフが診させていただくこともありますが、2回目は院長が対応させていただくこともあります。
急性腰痛でお困りの場合、そうしたことも考慮されると良いと思います。
この記事を書いた人
中野 貴博(なかの たかひろ)
横浜市中区の整体 よこはま山手治療院 院長 あん摩マッサージ指圧師
当院のコンセプトである「痛みや症状に振り回されることなく、やりたいことをやりたい時にできる身体作りを目指すこと」を患者さんに体現していただくため、日々活動しています。
昭和54年8月20日生 石川県金沢市出身(横浜在住20年ほど)
血液型O型
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よこはま山手治療院でございます。