【よくいただくご質問 ストレッチはした方が良いんですか?】
こんにちは。
よこはま山手治療院の中野です。
本日は、日頃患者さんからご質問をいただくことをご紹介して参ります。
『ストレッチはした方が良いですか?』
普段から、施術の途中などでもこうした質問を患者さんからいただくことが多々あります。
当院では、「痛み」の原因は一つに絞れるものでないと考えておりまして、腰痛の原因が、単なる骨の変形だけではなく、運動不足や筋力の低下、認知の歪み(例えば、ヘルニアは一生良くならないと信じ込んでしまっているような状態)なども関係していると考えています。
ですから、単に施術だけすれば良くなるという考えではなく、「患者さん自身の日常生活も変化させないと、一旦痛みがなくなったとしても、再び痛みに悩まされることになりますよ」とお話させていただきます。
その中で、「運動したり身体を動かしましょう」というアドバイスもすることが多々あります。
普段から身体を動かす習慣のある方、ジムに通っているなどの方は良いのですが、運動をする習慣のない方に運動を勧めると、「ストレッチでもした方が良いですよね?」と質問されます。
そういったご質問を受けた時に、もちろん患者さんによってアドバイスも変えなければいけないのですが、当院の考えとしては、ストレッチだけでは不十分かもしれないとお答えします。
運動=ストレッチ
運動=歩くこと
と考えていらっしゃる方は非常に多く、もちろんストレッチもウォーキングも悪いと言っているわけではありませんが、それだけでは変化が出づらいかもしれません。
むしろ、ストレッチをすることで「筋膜」が伸ばされ、逆に伸ばした筋肉に「張り」を感じたり、痛みが増すことも考えられます。
「ヨガ」をやっていらっしゃる方も非常に多いのですが、ヨガも慣れない動きを強引にやろうとすると、逆に筋肉を傷めてしまうことも多々あるんですね。
「筋肉」と「筋膜」の違いがあって、筋肉はゴムのようなもので、伸ばしても簡単に縮みます。
しかし、「筋膜(筋肉の表面にある薄い膜)」は、一旦伸ばすとビニール袋を引っ張ったようになり、4~5時間ほどその状態が続いてしまうと言われているんですね。
皆さんが身体を伸ばして「気持ち良い」とか「伸びてる」と感じるのは、実は筋肉ではなく「筋膜」が伸びているからなのですが、筋膜は長時間伸ばされると、痛みを出しやすくなるので、ヨガなどの長時間伸ばさなければいけない状態は、注意が必要です。
ですから、ストレッチもあまり長時間行うと、筋膜が引っ張られ過ぎてしまう状態になり、逆に痛めてしまうこともあるといったお話をさせていただきます。
もちろん、何もしないよりは、身体を動かす習慣を持っていただくことは重要ですし、行為自体を否定しているわけではありません。
ただ、ストレッチも注意が必要であるということです。
同様に「歩く」ことも運動の習慣として非常に良いのですが、筋力の低下を防いだり、筋力不足を補う目的では、強度が弱いかもしれません。
もちろん、歩くことは歩くことの効能があって、良い側面もたくさんあるのですが、筋力をつけることはできません。
例えば、膝の痛みでお悩みの場合、太もも周囲の筋肉が弱くっていることも、痛みの原因として挙げられます。
では、その筋力の低下に対して、歩いてさえいれば良いかというと、それは不十分かもしれないとお答えします。
ですので、当院ではウォーキングやストレッチの他に、簡単にできる筋トレの指導も行っております。
前置きが長くなりましたが、結論としては、
「ストレッチは、もちろんした方が良い。しかし、やり方には注意が必要ですし、それだけでは不十分な場合がある」
ということですね。
当院では、運動に関してやセルフケアなどのアドバイスもさせていただいておりますので、お気軽にご相談くださいね。
この記事を書いた人
中野 貴博(なかの たかひろ)
横浜市中区の整体 よこはま山手治療院 院長 あん摩マッサージ指圧師
当院のコンセプトである「痛みや症状に振り回されることなく、やりたいことをやりたい時にできる身体作りを目指すこと」を患者さんに体現していただくため、日々活動しています。
昭和54年8月20日生 石川県金沢市出身(横浜在住20年ほど)
血液型O型
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「当院が大切にしていること」
当院では、ご来院のお一人お一人に、「痛みや症状によって制限をされたり、振り回されたりするのではなく、その人らしく生きていけるようになってほしい」
と願いながら、日々、真摯にご来院の方々と向き合っております。
・旅行に行きたいんだけど、長い時間座っていられないから…
・腰さえ痛くなければ…
・頭痛がなければ、もっと仕事もできるのに…
そういったお声を、よく耳にします。
痛みや症状によって、やりたいことができなかったり、色々なことに制限をかけたり、躊躇してしまったり…そういった方が非常に多いと感じます。
「痛みによって、自分の人生が左右されてしまうこと」
それは、人生を楽しんでいる状態とは言いにくいですよね。
当院では、決して「痛み」や「症状」だけを追うのではなく、あなた自身の思いを大切にしたいと考えております。
知らず知らずのうちに、「制限」をかけていた日常から、あなたの未来が、少しでも明るく前向きになり、理想とする「未来」に向かってあなた自身が自立して歩めるように、「身体」と「心」の状態を整えて行く。
「毎日を楽しめる。」
その第一歩を当院で踏み出してみませんか?
よこはま山手治療院 院長 中野貴博
お電話ありがとうございます、
よこはま山手治療院でございます。