こんにちは。
今回は、当院の患者さんにもよくご相談を受ける「足がつる」ということについてご紹介して参りますね。
私自身も、「足がつる」ことは多々あって、夜寝ていてつってしまうこともありましたし、車を運転している時などに起こった時もあります。
運転しようと思っても足がつってしまって、約束の時間に間に合わなくなりそうだったという経験もあります。
ご来院いただき、ご相談を受けた時には、アドバイスをさせていただきますが、自身のそういったツライ体験からもっと多くの方々に知っていただこうと思い、こうしてブログを書いております。
「なぜつってしまうのか?」といった原因から、なってしまった時の「対処法」と、つらないための「予防法」までをお伝えしていきます!
なぜ足がつってしまうのか?その原因とは?

一般的に言われていることは、「神経伝達の際に起こる不具合」だと言われています。
主に足のつり(こむら返り)は、ふくらはぎに起こることが多いんですが(場合によってはスネの部分や背中がつったり、手指がつる場合もあります)、そういった筋肉は、電気信号で動いており、「どのくらい伸びているか」「縮んでいるか」を、脳や脊髄といった場所に発信しています。
その電気信号、伝達がうまく行かずに、過剰に収縮したり、伸びてしまったりするということなんですね。
過度に収縮した筋肉は、当然ながら痛みを出してしまうということです。
原因として考えられている3つ
- 筋疲労
- 冷え
- 水分不足(ミネラルの不足)
上記の3つが主に関係していると言われています。
かなり前のことですが、NHKの健康番組で「足がつる」のはなぜかという実験をしていました。
・「歩いたり走ったり、たくさん運動させたグループ」
・「氷水に足を付けたり出したりするグループ」
・「サウナに入って、脱水が起こらない程度に水分不足の状態を作ったグループ」
この3つのグループ分かれ、その状態で寝てもらったんです。
それで、どのグループが足がつったかというと…
なんと、全部のグループが同じくらい攣った人が人がいたんですね。
ということは、どれか一つの原因ということではなく、3つの要因が重なる場合もありますし、なるべくそういった状態を作らないようにした方が良いということですね。
1 筋疲労

これは、文字通り「たくさん動いた」という筋肉の疲労ということになります。
日頃、あまり動かない方が、久しぶりに運動したという場合にも、この状態となります。
アスリートの方々が頻繁に足が攣るということはないので、やはり日頃運動していないという方が、久しぶりに運動したという場合に起こり得ることだと考えられます。
2 冷え

「冷え」は「血行不良」の状態です。
血流が悪くなると、足の攣りが起こりやすくなるというのは、何となくイメージしやすいでしょうか。
「冷え」に関しては、冬だけではなく「夏」にも起こりやすいので気を付けましょう。
冷たい空気は、下の方に溜まります。
外は暑くても、室内はかなり冷えている場合が多く、特に女性は夏の方が冷えを感じているという場合も少なくありません。
暑い時期に「寒い」と感じることは、かなり異常なことで、自律神経の乱れにもつながります。
自律神経の乱れは、さらに血行不良の状態を引き起こしてしまいます。
3・水分不足(ミネラルの不足)

これが、原因としては一番多いのではないでしょうか。
水分が足りない状況(脱水状態)でも、筋肉の誤作動は起こりやすくなります。
水分不足になると、血液中の電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)のバランスがくずれ、電気信号の異常が起きやすくなるんです。
そし水分の中にも多く含まれる「ミネラル」の不足という面も考えられます。
特に「マグネシウム」の不足は、電気信号の異常を起こしやすくなります。
足が攣ってしまった時の対処法と予防法

では、まず対処法からご紹介して参ります。
基本的に収縮した筋肉を伸ばすと、その場は楽になります。
ふくらはぎなら、ふくらはぎを伸ばすようなストレッチ、スネの方が攣ってしまったならスネの方を伸ばすストレッチ(正座のような姿勢をとると良いですね)
しばらく伸ばしていると、痛みも治まって来るとは思いますが、再び攣らないように水分補給などをした方が良いかもしれません。

足が攣らないために「予防法」
- 水分とミネラルの摂取
上記致しましたが、水分の不足とミネラルの不足(特にマグネシウム)は足の攣りにつながります。
朝方に足が攣りやすいという方は、もしかしたら水分不足かもしれません。
「夜中にトイレに行きたくないから」と夜にあまり水分を摂取しないという方がいらっしゃいますが、寝ている間にも人間はかなりの汗をかきます。
冬でも水分不足になりやすいんです。
そして、カフェインを含む飲み物やアルコールもそうですが、水分を摂取しているようで、それらは身体から水分を出してしまいます。
コーヒーやお茶などにも注意しましょう。
そして、アルコールの摂取は、マグネシウムの不足を引き起こしやすくなりますし、脱水作用もありますので、アルコールの摂取にも注意が必要です。

- 冷えないように
近年の暑さで、冷房がないと熱中症になってしまうので、もちろん必要だとは思うのですが、特に女性は冷えやすいのでご注意ください。
夏に寒いと感じるくらいだと、冷えすぎです。
ブランケットや靴下などで対処することも大事ですが、筋力を付けることも冷えの改善につながります。
血流不足にならないように、栄養面の改善もして行けると良いですね。
まとめ

いかがでしょうか?
足が攣るにも理由は存在します。何もないのに起きたりはしません。
足の攣りは、繰り返し起きる人が多いので、それぞれの予防法をやってきましょう。
お付き合いいただきありがとうございました。
この記事を書いた人

中野 貴博(なかの たかひろ)
横浜市中区の整体 よこはま山手治療院 院長 あん摩マッサージ指圧師
当院のコンセプトである「痛みや症状に振り回されることなく、やりたいことをやりたい時にできる身体作りを目指すこと」を患者さんに体現していただくため、日々活動しています。
昭和54年8月20日生 石川県金沢市出身(横浜在住20年ほど)
血液型O型
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「当院が大切にしていること」
当院では、ご来院のお一人お一人に、「痛みや症状によって制限をされたり、振り回されたりするのではなく、その人らしく生きていけるようになってほしい」
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・旅行に行きたいんだけど、長い時間座っていられないから…
・腰さえ痛くなければ…
・頭痛がなければ、もっと仕事もできるのに…
そういったお声を、よく耳にします。
痛みや症状によって、やりたいことができなかったり、色々なことに制限をかけたり、躊躇してしまったり…そういった方が非常に多いと感じます。
「痛みによって、自分の人生が左右されてしまうこと」
それは、人生を楽しんでいる状態とは言いにくいですよね。
当院では、決して「痛み」や「症状」だけを追うのではなく、あなた自身の思いを大切にしたいと考えております。
知らず知らずのうちに、「制限」をかけていた日常から、あなたの未来が、少しでも明るく前向きになり、理想とする「未来」に向かってあなた自身が自立して歩めるように、「身体」と「心」の状態を整えて行く。
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よこはま山手治療院 院長 中野貴博


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