ご来院者
50代 女性 横浜市中区
来院動機
引っ越しをされたことを機にご来院。整形外科や他院の整体などを受けるが改善せず、当院のホームページをご覧になったことがきっかけでした。
症状
とにかく台所で作業しているなどの長い時間立っているのが辛く、全然家事ができない状態だった。
ひどい時には、寝ていても痛みが出て、夜中に何度も目が覚めていたとのこと。
歩いたりなど、動かした方が痛みは引いて来る。
当院にご来院前の治療方法
上述しましたが、整形外科を受診後、その後接骨院や整体にも通院されていたようですが、
・薬物療法
・電気療法や湿布が中心
上記のような対処をしていたようですが、改善に至らなかったとのことです。
当院での施術
まず、右側の仙腸関節の動きが悪くなっていたため、周囲の筋肉はもちろん、関節自体の動きを付けるよう施術を行いました。
右の仙腸関節の動きが悪かったのは、骨盤が右にスライド(ズレ)していたことが原因で、下肢に出ていた痛みも、坐骨神経や大腿筋膜張筋などの張りが直接の痛みにつながっていたのではないかと思われたため、骨盤を整えるよう施術。
腸腰筋、鼡径部の施術も行い、骨盤を整えることをメインに施術を行いました。
経過
週に一度施術を行い、2~3回目には眠れないほどの痛みが消失。
8回目くらいには、あれだけ立っているのがつらかった痛みが、かなり長い時間台所にいても大丈夫になって来た。
3ヶ月ほど経ったところ、ほぼ日常生活に支障はなくなったとのことです。
今現在もメンテナンスを続けられています。
考察
今回は、整形外科では椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの診断はつかなかったようですが、保存的療法では改善に至らなかった例だと思います。
骨盤が右に流れてしまうクセなども関係していると考えますし、画像には写らない原因があったのでしょう。
軟骨や筋肉の状態は、レントゲン画像では分かりません。
もし仮に「仙腸関節」に炎症があったとしても、画像で判断することは難しいですし、毎日湿布を貼っても、根本的な原因、つまり「骨盤のスライド」を正さなければ痛みはなくなりません。
立っていても辛い状態、寝ていても辛い状態は、かなり痛みが強い状態だと考えられます。
そういう状況から少しでも早く脱することが生活の質を上げることにつながります。
あまり間隔を空けず、通院されたことも改善につながったのではないかと考えられます。
この記事を書いた人
中野 貴博(なかの たかひろ)
横浜市中区の整体 よこはま山手治療院 院長 あん摩マッサージ指圧師
当院のコンセプトである「痛みや症状に振り回されることなく、やりたいことをやりたい時にできる身体作りを目指すこと」を患者さんに体現していただくため、日々活動しています。
昭和54年8月20日生 石川県金沢市出身(横浜在住20年ほど)
血液型O型
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よこはま山手治療院でございます。